クルヴェット名古屋のブログを観覧して頂きありがとうございます。
厨房スタッフの新里です。
植物の緑もきれいになるこの季節。
みなさん、どうお過ごしでしょうか?
夏休みを利用してフランスに料理の勉強をしてきました。
自分が特に印象に残っているレストランは
フランスのリヨン中心部からタクシーで20分ぐらいにある
40年以上ミシュランの3星を維持し続けている
レストラン ポールボキューズです。
フランス料理をしている人ならば誰でも知っていて、
ポールボキューズ氏は、
ヌーヴェル・キュイジーヌといい伝統的フランス料理の過度な様式化を廃し、
新鮮な素材をいかしたシンプルな料理を志向する料理です。
今のフランス料理の原点になったとても歴史の深いレストランでお料理を
頂きました。
原点となる味や盛り付けを、
知り自分の価値観や考え方が変わりました。
それと同時に自分はまだできる事はたくさんあると思い
基本を大切にしながら、もっと色々な事に挑戦していきたいと思いました。
クルヴェット名古屋でも、基本を大切にしています。
例えば、お肉料理のソースのベースとなる
フォンドォボー(Fonde de Veau)
仔牛の骨の水分を飛ばし、
しっかりと焼き色が付くまでオーブンで焼きます。
その後、焼いた骨を、香味野菜、トマトと水でじっくり旨味が出るまで4、5日
じっくりと煮込んでいきます。
そして仕上がったフォンドォボーを甘味果実酒やワイン、ブランデー
と一緒に煮込んで完成します。
このように、お肉料理を完成するまでにたくさんの工程があり、
自分達のこだわりが詰まっています。
だからこそ、おいしいと思ってもらえると嬉しいです。
これからも、お客様が笑顔になってもらえるように、
努力していきたいと思います。